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水害支援の御礼

2015年10月12日
この度は海外を含めた各地のチームや、大学・トップリーグ、またイングランドで奮闘しているジャパンの選手にまで激励と温かいお言葉・ご支援をいただき、心より感謝申し上げます。支援の輪がどんどん拡がっていく姿に、ラグビーのつながりの強さと仲間を思う尊さをあらためて実感し、生きる勇気や希望を抱く事が出来ました。本当に有難う御座います。

ここで皆様にあらためてご報告させていただきます。
わがクラブは守谷市のチームですが、幅広く活動しようとの思いを込め、34年前に「常総ジュニア」という名称で発足しました。その後、9年前に旧水海道市と旧石下町が合併し、守谷市の隣に「常総市」が誕生しました。
実際に被災した選手(常総市民)も数名おり、連日災害復興支援に従事するコーチも数名おりますが、クラブの本拠地は隣の守谷市であり、守谷市は全く被災しておりません。前川製作所ラグビー場の芝生は今も青々と茂っており、選手一同、毎週ラグビーを楽しんでおります。
発災直後の数日は、自衛隊のヘリコプターで救助された方々のドクターヘリの発着所が本拠地の前川製作所内であった為、ラグビー場周辺は多数の救急車・関係車両が待機している状態。事情を考慮し9/13に実施予定だった市川リトルキング様との交流試合は中止にさせていただきました。シルバーウイーク中の5日間は、広大な敷地を持つ前川製作所(1500台駐車可能)が災害ボランティアの駐車場となり、チーム関係者が早朝6時~9時過ぎまで駐車場整理を自発的に担う事(選手含め連日30名以上)となり、練習時間が1時間減りました。
しかしながら、甚大な被害を受けた常総市の皆様にとっては、他市に本拠地があるクラブであり、「常総」という名称が誤解を生みかねない状況でした。
皆様の支援の輪と、ラグビー仲間を気遣う思いの尊さに水を差す様な事態になってしまう事を懸念し、今まで何も発表出来なかった無礼をどうかお許し下さい。
実は複数のテレビ局より取材の申し出もありましたが、事情を説明し丁重にお断りした事も合わせてご報告致します。
多くの皆様の支援のお姿に、ジャパン選手のワールドカップ3勝の奮闘に匹敵する程のラグビーの素晴らしさを再認識した、一生忘れる事の出来ない1ヶ月でした。やっぱり、「ラグビー(ファミリー)、最高です!」
温かい御支援並びにお気遣い、本当に有難う御座いました。